2011年1月19日水曜日

snow...snow...snow...


あんなに暑かった夏がどうだったのかはっきりと思い出せない、雪が舞い降りる様子はまるで海中の景色の様だ、全てが溶け入る様に見え過去の事等考えられなくなってしまう。
Blog: snow...snow...snow:

Watching snow falling in the darkness makes me feel as if I'm in the
underwater. It is so surreal that I feel everything is going to melt
into this deep blue world.

2010年4月7日水曜日

SAKURA,Tokyo

何だか、気象の変化が激しくて「最近変だな!」と思うのは僕だけだろうか?
昔見たSF映画の中の様に砂嵐やガスが押し寄せたり磁気のせいで嵐になったりするのを思い浮かべてしまう。
温暖化の影響なのだろうか、氷雨に打たれるかと思えば台風以上の強風が何日も続いたり・・
植木鉢は何度起こしても駄目なぐらいだ。
昔からこうだったと言う気がしないのは僕だけだろうか?

2009年3月8日日曜日

私達の暮らす街,東京


鳩山総務大臣の発言以降、注目を集める東京中央郵便局の建て替え問題。
この問題が考えさせる事はとても多い。
単に、重要文化財的価値が有る建物を保存するとか経済効率を考えれば保存出来ないとか言う問題なのだろうか?
私自身としては保存して欲しい、完全にそしてオリジナルに忠実に!しかし何を今更と言う思いもある。

例えば東銀座の歌舞伎座を高層ビルにする等正気の沙汰とは思えない、歴史的価値とは初めから在る訳ではなく社会が守り造って行く物だ、壊してしまってはそこに歴史や価値等生まれない、近視眼的経済効率の為の暴挙が何故まかり通るのだろう。
パリのオペラ座は最高の立地だがこれを高層ビルにしようと考える馬鹿者は居るのだろうか?
パリにはバスティーユ・オペラ座が現代的必然を引き受けている。
歴史や伝統を語る歌舞伎座に他の選択肢は無かったのだろうか?

有楽町に在った三信ビルは本当に美しく歴史的な価値に彩られた素晴らしい建物だった、六本木の安っぽいデパート等とは比べられない荘厳な雰囲気は、商業的にも魅力的で今やどんなにお金を積んでも手に入れる事の出来ない価値が在ると思われたが、保存運動も空しく解体された。
本当は歴史や高級感を売り物にする様なテナントが入り、活用されて残って欲しかった。

僕は生まれも育ちも東京であるので自分の暮らす街東京がとても好きだ。
その東京で一番美しいと思えた街並の一つが表参道の並木だ。
東京のシャンゼリゼ等と言う人も多かったが、今でもシャンゼリゼという人はいるのだろうか?
只の汚いデパートが在るだけの田舎臭い街並になってしまった。

東京と言う街は30年前より良くなった素敵な街になったと言えるのだろうか?
単に中央郵便局を保存しての仕方が無い、この街で暮らし利用する全ての人々が何時までも魅力的な街とは何なのか考えれば、美しい街並を保ったまま便利で豊かに暮らせると思う。


寂れたデパートとうわっ面の高級感だけの恵比寿ガーデンなんとか、ゴーストタウンの様な横浜本牧のマイカルなんとか、限りない空しい開発を行なう企業の目的は金だけだ。

I feel sick every time I see the Omotesando Hills, the knocked down Sanshin Building of Ginza, Ebisu Garden Place and most of the newly developed land in Tokyo. The new Kabuki Hall project is simply out of the mind. They annihilate the whole city and just cover up with concrete masses, which are filled with the same old brand shops and so called “designed luxury rooms.” Land developments are necessary in creating cities, but we shouldn’t be erasing the unique history all together. Tokyo seems to be always demolishing its own identity…

2008年11月30日日曜日

White scenery,倶知安


東京もそろそろ寒さを感じる様になって来た。
未だコート等は着ていないが冬用の化繊の下着を買いに行った。
カシミアのセーターではなく「化繊の下着」と言うのが自分らしく格好の付かない所だが、この化繊の下着を着て真っ白な静寂の中に飛び込むと思えば、カシミアのセーターや、マフラーよりもロマンチックかも知れない。
スキーやスノーボードの魅力を滑る事、スピード、興奮、スリル等で語る人は多い。
勿論自分もそれは感じるのだけれども、スノースポーツと言う理由が無ければ決して訪れる筈の無い地方の小さな町や村を訪ねる事も大きな魅力だと思っている。
スキー場を少し離れると本当に静寂の世界が広がっていて全てが自然に雪に覆われた様は代え難く美しい。
こんな酔狂をしなければ此処には来ないなと思えば尚の事大切で希有な体験に思える。

上手い人はそんな風に思わないのかも知れないが・・・・・・・

2008年11月8日土曜日

Marché,South India


© Katsuji Sato All Copyright Reserved

天気の悪い週末だが、久しぶりに近くの商店街にごぼうだとかジャムだとかを買いに出かけた。
倉庫の様な食材個人商店でマーマレードを探すとオーガニックとか書かれた品が有ったので手に入れた。
オーガニックでなくても良いのだがそれしかマーマレードは無かったので仕方が無い。
次に昔からの八百屋に向かった、すると八百屋は営業しておらず店のシャッターに張り紙が!
「都合により閉店する事となりました、長きに渡り有り難うございました。 店主」
なんと!やめてしまったのだ、まだ店主のオジサンは元気そうに見えたのに。
僕は心の中で呟いた「何故だ!」
妻にこの件を話すと同様にショックを受け、この様な事を言い出した。
「皆が八百屋や魚屋、肉屋なんかの商店を使わないからいけないのよ。特に若い女の人は、海外なんかに行くと『マルシェで果物を買って来てホテルで食べたりしたの!マルシェやパッサージュの雰囲気素敵よね!』なんて事を言う人程、地元ではスーパーマーケットで全て済ましたりしているじゃない。」
その通り!寝言言ってんじゃねーよ!と僕も思った。
自慢じゃないが出来るだけスーパーマーケットでは買わない様にしている(加工品等は他に無いのでスーパーで入手)、スーパーの値段は言う程安く無い上品質は並以下である。調理方法等のインフォメーションも商店では親切に教えてくれるが、スーパーはとにかく売ったきり!
八百屋が閉店しても、新規開店の八百屋と言うのは見た事が無い!こういった個人商店は何れ無くなってしまうのか!

主婦達よ眼を覚ませ!パリのマルシェに行ったつもりで近所の八百屋、魚屋、肉屋へ行こう!フランス人と会話する様に八百屋の親父に声を掛けよう!

2008年11月7日金曜日

ἀκρόπολις,Αθήναι



世界遺産ブームと言われて久しいが、これは日本国内だけではない。
世界中の観光名所とりわけユネスコの世界遺産に指定されたような所は大変な有様だ。
写真はギリシャのアクロポリスの丘、誰でも知っているパルテノン神殿が有る場所である。
ユネスコのマーク自体がこのパルテノン神殿の様な建築物をモチーフにしている事もあり、世界遺産と言えば先ず此処が思い浮かぶ人も多いと思う。
現在の状況は、50年前の写真と比べれば科学的な検証による発掘や復元が進んでいるが、何せカンカン照りの下で吹きさらされているのだから風化も進んでいる。
そして何より、過剰なあまりにも過剰な数の観光客が押し寄せ身動きも出来ない様な状態である。
自分自身、観光客である訳だから非難めいた事は言えないが、教科書で見たあの実物が目の前に有る感動よりも、前にいる杖を突いた老人が転びやしないか、人ごみの中で記念写真を撮り始める人のフレームに入らないように等、気になる事ばかりで、しみじみとした感動の余裕は無かった。
この神殿が使われていた時代には、こんな時代が来るとは想像もしなかっただろう。

2008年11月6日木曜日

Adriatic Sea,Venezia


イタリア半島バルカン半島に挟まれたアドリア海はいかにもヨーロッパ的な雰囲気の漂う落ち着いたイメージが有るのは何故だろう。
宮崎駿のアニメの舞台にもなったイタリアのこの海岸一帯は、北で閉じ、細長く南へ延びる地形のせいか広々とした海と言う印象とは一寸と異なっているようだ。
僕がこの地を訪ねた時は毎日曇り空で時折激しく雨が降り、一日も太陽は顔を出さなかった。
其のせいでなのか、人気無く静かな漁村の独特の印象が心に残っている。海の好きな僕には裸になって飛び込む様な海の方が身近なのだが、かけ離れたアドリア海の風景は、冬の日本海にも似て刻み込まれたようだ。

只、夏の気候が安定する時は海岸リゾートとして人気が有るそうなので、僕の勝手な思い込みだと言う事です。